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基礎知識

感覚型と直観型の違い|S と N を具体例で見分ける

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16タイプの4文字のうち、2文字目は S(感覚型)か N(直観型)のどちらかです。この軸が表すのは、物事をどう受け取るか、つまり情報のどこに先に目が向くかです。

4つの軸の中でも、会話のかみ合い方に影響しやすい軸です。この記事では、感覚型と直観型の違いを、具体的な場面に沿って説明します。

感覚型と直観型は何が違うのか

感覚型は、実際に見たり聞いたりして確かめられる情報に、先に目が向きやすいタイプです。今ここで起きていること、過去に経験したこと、具体的な事実や手順を手がかりにして、物事を理解する傾向があります。

直観型は、情報のつながりや意味に、先に目が向きやすいタイプです。目の前の事実そのものより、その背後にある仕組みや、この先に起こりうることを手がかりにして、物事を理解する傾向があります。

同じ出来事を見ても、感覚型は「何が起きたか」を、直観型は「それは何を意味するか」を先に受け取りやすい傾向があります。一方しかできないわけではなく、どちらが先に、自然に働くかの違いです。

日常の場面で比べる

場面感覚型(S)に多い傾向直観型(N)に多い傾向
説明するとき順を追って、具体的に話す要点やたとえから話す
説明を聞くとき実例や手順があると分かりやすい全体像や目的が分かると理解しやすい
新しいことを学ぶとき実際にやってみて覚える仕組みを理解してから取りかかる
仕事の進め方実績のある方法を確実に進める新しいやり方を試したくなる
旅行の思い出食べたもの、景色、出来事を細かく覚えている全体の印象や、そこで考えたことを覚えている
雑談最近あった出来事の話が多いもしもの話や、考えの話が多い

表はあくまで傾向です。仕事では感覚型のように振る舞い、趣味では直観型のように過ごす、という人も珍しくありません。

具体例で見分ける

道案内のしかた

駅までの道を聞かれたとき、感覚型は「2つ目の信号を右に曲がって、コンビニの角を左」のように、目印と順番で伝えることが多いでしょう。直観型は「駅は北のほうにあって、大通りに出れば見える」のように、位置関係の全体像で伝えることが多いでしょう。

映画の感想

同じ映画を見た後、感覚型は「あの場面の映像がきれいだった」「あの台詞がよかった」と、具体的な場面を挙げやすい傾向があります。直観型は「あの結末は、こういうことを表しているのだと思う」と、作品の意味や解釈を話しやすい傾向があります。

料理の作り方

感覚型は、まずレシピの分量と手順どおりに作り、慣れてから調整する人が多いでしょう。直観型は、レシピをざっと読んで要領をつかんだら、途中から自分なりに変えていく人が多いでしょう。

よくある誤解

感覚型は想像力が無い、という誤解

感覚型は、想像することが苦手なわけではありません。具体的な材料があるほうが想像を広げやすい、というだけです。実際の経験や細部の観察にもとづいた、現実味のある発想が得意な人も多くいます。

直観型は現実を見ていない、という誤解

直観型は、事実を無視しているわけではありません。事実を見たうえで、その先の意味や可能性のほうに関心が移りやすいだけです。細かい確認を後回しにしがちな面はありますが、現実的な判断ができないということではありません。

直観型は勘が鋭い、という誤解

ここでいう直観は、いわゆる「勘が当たる」という意味ではありません。情報同士のつながりやパターンに気づきやすい、という受け取り方の傾向を指します。当たるかどうかとは別の話です。

どちらか迷うときの見分け方

次のような場面で、自分がどちらに近いかを思い出してみてください。

  • 初めての作業を頼まれたとき、まず「具体的に何をすればいいか」を知りたいなら感覚寄り、まず「何のためにやるのか」を知りたいなら直観寄り
  • 人の話を聞いていて、話が抽象的だと「たとえばどういうこと?」と聞きたくなるなら感覚寄り、話が細かいと「つまりどういうこと?」と聞きたくなるなら直観寄り
  • 説明書を、最初から順番に読むほうが落ち着くなら感覚寄り、必要そうなところだけ拾い読みするなら直観寄り

仕事で求められる役割によって、本来と違う側が鍛えられていることもあります。迷うときは、疲れているときや急いでいるときに、どちらのやり方に戻るかを基準にすると判断しやすくなります。

感覚型と直観型が話すとき

この軸が違う2人は、同じ話題について話していても、見ているところが違うために、会話がかみ合わないと感じることがあります。

  • 感覚型は、直観型の話が飛んだと感じたら、「今の話は、さっきの何とつながっている?」と聞いてみる
  • 直観型は、結論や全体像だけでなく、具体例を1つ添えて話す
  • 何かを決めるときは、直観型が方向性を出し、感覚型が現実的な手順と抜けを確認する、という分担にすると、互いの得意が生きやすい

ほかの3つの軸

16タイプは、この軸を含む4つの軸の組み合わせで決まります。

まとめ

感覚型と直観型の違いは、能力の差ではなく、情報のどこに先に目が向くかの違いです。感覚型は事実と具体性に、直観型は意味と可能性に強みがあります。相手がどちらの受け取り方をしやすいかを知っておくと、説明のしかたや頼み方を選びやすくなります。

16タイプそれぞれの特徴は、16タイプ一覧 から見られます。